D・ホックニー展、MOTで観てきました+初めて金沢文庫を訪ねます。隣接する古刹の称名寺、いいところです。 行水も 日まぜになりぬ 蟲の聲 (小西 来山) 「折々の句」、近現代の俳人のものを紹介していますが、時には江戸期のひとも呼びましょう。安東次男さんの『近世の秀句』に見つけました。来山は、大坂の薬種商に生まれ、江戸の其角の好ライバルだったとか。句意は明快ですね。暑い夏の間は毎日行水をしていたけれど、暑さも緩んできたので、… コメント:0 2023年09月27日 続きを読むread more
吉増剛造さん、マリリアさん、マンダラのライヴです+井桁裕子さん新作+ザ・カルトのヴィデオクリップは舞踏テイスト! 夏あはれ 生きてなくもの 木々の間 (室生 犀星) 九月も半ばというのに、まだまだ季節は夏、という毎日です。犀星の夏の句を選びました。夏場に木々の間で「生きてなくもの」というと、これは蝉以外はありえませんね。犀星は夏には軽井沢の別荘で過ごします。そこはいまも残されていて自由に見学が出来ますが、旧軽の本通りに近いのに、静… コメント:0 2023年09月17日 続きを読むread more
江波戸陽子展「地上は思い出」、とてもチャーミング+マレーシアのシュシ・スライマンの展示は小山登美夫ギャラリーです 炎天や 笑ひしこゑの すぐになし (橋本 多佳子) 今年の夏の暑さは異常なくらい、とは誰しも実感しました。九月になってもまだまだ30℃越えは続きそう。多佳子のこの句、そんな酷暑のなかの体感?を表わしたかのようです。友だちと話していて、笑い声が出たというのに、その声がすぐに消えてしまった、それくらい炎天下は熱波で高温、と… コメント:4 2023年09月06日 続きを読むread more