D・ホックニー展、MOTで観てきました+初めて金沢文庫を訪ねます。隣接する古刹の称名寺、いいところです。

 行水も 日まぜになりぬ 蟲の聲   (小西 来山)  「折々の句」、近現代の俳人のものを紹介していますが、時には江戸期のひとも呼びましょう。安東次男さんの『近世の秀句』に見つけました。来山は、大坂の薬種商に生まれ、江戸の其角の好ライバルだったとか。句意は明快ですね。暑い夏の間は毎日行水をしていたけれど、暑さも緩んできたので、…
コメント:0

続きを読むread more

吉増剛造さん、マリリアさん、マンダラのライヴです+井桁裕子さん新作+ザ・カルトのヴィデオクリップは舞踏テイスト!

 夏あはれ 生きてなくもの 木々の間   (室生 犀星)  九月も半ばというのに、まだまだ季節は夏、という毎日です。犀星の夏の句を選びました。夏場に木々の間で「生きてなくもの」というと、これは蝉以外はありえませんね。犀星は夏には軽井沢の別荘で過ごします。そこはいまも残されていて自由に見学が出来ますが、旧軽の本通りに近いのに、静…
コメント:0

続きを読むread more

江波戸陽子展「地上は思い出」、とてもチャーミング+マレーシアのシュシ・スライマンの展示は小山登美夫ギャラリーです

炎天や 笑ひしこゑの すぐになし    (橋本 多佳子)  今年の夏の暑さは異常なくらい、とは誰しも実感しました。九月になってもまだまだ30℃越えは続きそう。多佳子のこの句、そんな酷暑のなかの体感?を表わしたかのようです。友だちと話していて、笑い声が出たというのに、その声がすぐに消えてしまった、それくらい炎天下は熱波で高温、と…
コメント:4

続きを読むread more